自転車置場ほとんどの人が最初は遊びとして自転車を始めるのに、すぐにそれは単なる手段に変わり移動するための道具に成り下がってしまう。たとえ数十万もするロードレーサーであっても、道具としてしか考えなければ、より機能的なシステムの出現で簡単に捨て去られてしまう。
では私にとっての自転車とは。そう、それ自身が目的なのだ。カーボン?チタン?くそくらえ。インデックス?バインディング?地獄へ落ちろ!
あなたは自転車を組み立てたことが有りますか?自ら部品を選び、組み合わせる。フレームの材質を決め図面を引く。ラグのデザインから色、ネーム、そしてマーク。出来上がったものは世界中にたった一つ、私だけの自転車なのだ。これが愛情の対象にならぬはずはない。時に人はそれを魔物と呼ぶ。
もちろん最初から自転車自体が好きだったわけではない。サイクリングから始まって距離を伸ばすうち、友達も出来、本を読みだし知識も増える。工具をそろえ、整備といいつつ自転車をばらしだすともういけない、すっかり魔物の餌食となっている自分に気づくこととなる。
おや、あなたもですか?
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ランサムサガ