鉄っちゃんここに極まれり



鉄ちゃんといえばカメラや時刻表、鉄道模型などがおなじみだが、イギリスにはなんと数十もの実際に人を乗せレールの上を走らせる愛好家やクラブがある。

小さいのは個人の庭でそれでも数百メートル!大きなクラブでは十数キロの路線を所有し、料金を取って営業、鉄道博物館まで持っている。全国的な組織があり、ポスターで各地の路線を紹介していたりなんかして、バスツアーの受け入れも行っているようだ。もちろん、非営利なので、営業?は休日のみだったり、ハイシーズン限定だったりする。

趣味とはいえただコレクションするだけでなく工場を持ち、実物を作っているところでは、アマチュアに混じってB.R.をリタイヤした元プロもいて、楽しそうにシャーシーを作ったり、部品を組付けたりしている。

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私が見せてもらった所では、旋盤やボール盤シェーパーなどの工作機械までそろえちょっとした部品などは削り出して、古い部品をオーバーホールしていた。それにしても、たくさんの特殊な部品をすべて作ることなど出来ないだろうと聞いてみると、そこはよくしたもので、ちゃんと定期的にオークションがあって、小はネジ小物から大は実物の機関車までなんでも大抵のものはそろってしまうのだそうだ。

スケールモデルはトロッコ用の軌条などを流用し、あとは自作や改造で作ってしまう。展示用の物も全て動くことが自慢だそうだ。
もし日本で同じようなことをしようとしてもきっと許認可の壁や、用地コストの壁で実現できないだろうなあと思う。いやそれ以前にそんな物好き自体存在しないかもしれない。正に、鉄ちゃんここに極まれり。


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